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慶應義塾大学理工学部応用化学科高尾研究室では従来、天然物から取り出してきた様々な有機化合物を人間の力で作りだすための研究開発をしています。

"天然物はまさしく名の通り、天然にある化合物のことですが、と言ってもワカメやそこら辺の昆布ではなくて、人類はこ れまでに多くの医薬品を始めとした人類にとって有用な物質を天然から見出しています。私達もそのような人類にとって良い働きをする化合物を生物に頼らず僕 達が化学反応を使って、合成する。もう一つのテーマとしては合成反応の開発を二つの柱の一つに掲げています。"

安価な出発物質から目的とする化合物、生物にとって有用な物質を化学 的に合成する“天然有機化合物の合成研究”そして、有機化合物から様々な条件によって化学反応を起こす“新しい有機合成反応の開発”高尾研究室ではこの2 つのテーマで人の役に立つ新しい有機化合物の生成を目指しています。その研究の中に骨格変換反応、効率的な触媒反応があります。

慶應義塾大学理工学部片山研究室では電気化学という学問分野の研究を行っています。 その中の一つに、イオン液体と呼ばれる電解液中での電気化学反応を調べ、新しい電池やめっきなどの技術に応用するための研究があります。

"まずイオン液体というのは、イオンだけからなる液体。 普通の電解質溶液、電気化学で使われる電解液というのが、固体の塩を水のような溶解に溶かすという事で、電解液をつくるんですけども、イオン液体というのはそういった溶解が全くなくて、イオンだけで液体になっている。 塩化ナトリウムのような固体も、高温にすると液体になって、それは溶融塩と呼ばれるのですが、その場合、大体数百℃の温度でなければ液体になりません。けれどもイオン液体というのは室温でも液体の状態になっている。そのような塩ですね。"

このイオン液体は難揮発性で有機物の塩でありながら、燃焼しにくいという特徴があります。 電池等に応用されることによって安全性の高いエネルギー貯蔵デバイスの構築が期待されています。

世界初:完全な量子テレポーテーションに成功

 

東京大学大学院 工学系研究科 古澤研究室では、世界で初めて光量子ビットの完全な量子テレポーテーションの実証に成功しました。 1997年にオーストリアのインスブルック大学の研究チームにより光量子ビットの量子テレポーテーションが実現されていましたが、転送後の測定が必要なことや転送効率が低いため情報処理には使用する事ができず、量子通信や量子コンピュータの実用には程遠いものでした。 今回古澤研究室でおこなった光量子ビットの量子テレポーテーションの実証実験では従来に比べ転送効率100倍以上を可能とし、転送後の測定も必要としないため量子情報処理技術の実用に向け大きく前進しました。

株式会社ニコン 株式会社日本網膜研究所への出資に関する合意のお知らせ

株式会社ニコン(社長:木村 眞琴、東京都千代田区)は、株式会社日本網膜研究所(社長:鍵本 忠尚、福岡県福岡市、以下「日本網膜研究所」)との間において、本日付けで、株式引受契約書(以下「本契約」)について合意しました。

本契約に基づき、当社は、日本網膜研究所による5億円の第三者割当増資を引き受けることで、自社のコア技術である光学および画像技術を活用し、日本網膜研究所が取り組んでいる、世界初の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を利用した、網膜疾患を適応症とする再生医療の実施を見据え、その実用化を支援していきます。

日本網膜研究所は、独立行政法人理化学研究所(理事長:野依 良治、埼玉県和光市、以下「理化学研究所」)認定のベンチャー企業であり、理化学研究所が発明した日本発のiPS細胞技術に関わる特許の実施許諾に基づき、iPS細胞から分化誘導した網膜色素上皮細胞移植による、加齢黄斑変性の新たな治療法の開発を目指しています。また、当該治療開発を端緒として、視細胞移植、網膜再生薬、検査法開発等により、現在の難治性網膜疾患を治療可能な疾患にすることを目指しています。