実験用のラットやマウスの世話を自動化するロボット

Laboratory animal management robot can care for 30,000 mice


 

日京テクノスと安川電機は、実験用に飼育されている動物の管理を自動化するロボットを開発しました。

主にラットやマウスを1万匹から3万匹飼育する製薬会社や研究機関をターゲットとしています。

“一番大きな問題は人から動物に病気がうつるということです。病気がうつると全ての動物を一度殺して新しくしなければいけません。そのためには、人が絶対動物にうつしてはいけません。このような閉鎖空間にしてロボットで管理することで、人から動物、動物から人への感染が基本的に無くなります。”

垂直多関節六軸のロボットは人間に近い動きが可能で、シートの交換、餌の補充、水の交換をケージごとに行います。ケージの取り出し及びシートの交換と餌の補充は、それぞれ専用のツールに持ち替えて作業を行います。このモデルでは、餌の量については考慮されていませんが、次のモデルではカメラで餌の減り具合を見て、必要量を入れるようにする予定です。

“とにかくマウスは神経質なので、揺らさないように丁寧に置いてあげて、この作業を繰り返します。ほぼ動物の実験の8割ぐらいがこの作業になります。このために粉塵や尿などの問題で3Kと呼ばれる作業を自動化しようというのが今回の目的です。”

また、このロボットは、ケージをラックから作業位置まで搬送するロボットや動物舎のモニタリングシステムと連携し、実験動物の監視から世話までをトータルで自動化することが可能です。

“このように24時間365日、カメラでモニタできるようになります。そうすると居室にいて自分のケージが見られます。また、体温も管理できるのでお客様が実験室から動物舎に戻ってくるまで2時間くらいかかるんですが、それが居室のPCからダイレクトでデータが見られるので、どこにいようが自分の見たいケージをすぐに見られます。”

“作業をロボットでやることで、時間がすごく短くなりますので、多くのケージを短時間でできるのと、それから餌の量や水の量もカメラでモニタするので、人がやるより確実に安全にできるということです。年度内に装置としては完成させて、来年度以降に暫定的にでもスタートできるところを何箇所か作りたいと思っています。”

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Via:
日京テクノス
安川電機
インターフェックス ジャパン