熱に応答して粘土になるプラスチック

ポリウレタン樹脂の開発や製品開発に特化して事業展開しているポリシスは摂氏60度以上の熱に応答し、粘土状になるプラスチック「ハプラフリーレ」 を販売しています。このプラスチックはお湯やドライヤーで簡単に変形させることができ、また冷やすことで40度Cくらいから徐々に固くなり、室温になると ほぼ元通りの固さにもどります。

"今、粘土になると言いましたが、粘土の状態でいる時間が他の製品に比べると5−10倍長いです。粘土状態が長いの で、それだけ作業者が扱える時間が長くなり、扱いやすいということが特徴です。普通のゴムの3倍強の引っぱり強度を持っていますので、壊れにくい材質に なっています。"

このプラスチックはほかの素材にくっつきにくく、剥がしやすい特徴があります。ほかのプラスチックに比べて柔らかく、この素材でカバーをつくり、使 用すれば、製品に傷などをつけることがありません。ユーザが色々な形に変形することが可能で、熱設計も加工も不要です。温めれば、何度でも粘土状態になる ことから、コストダウンを目的に、生産ラインで使用する治具などに用いられています。

"例えば、エンジン部分ですと不安定で台座が必要になります。そこで不安定なものを置く台座に使われたりします。ま た、これはオートバイのハンドルの部分ですが、この部分をドライバーで作業したりしますが、この部分を傷がつかないようカバーするものとして大量に使われ ています。"

ポリシスは現在40cmx40cmで厚みが4mmのシート状の製品を販売しており、月に1,000枚の販売を狙っています。また薄い0.6mm- 1.0mmの厚さのロール状にした製品も販売しています。ユーザからは摂氏70度、80度、100度で柔らかくなる製品の要望も多く、同社では今年から開 発に取り組んでいく予定です。

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