ボール上でフォーメーションダンスするグループ型ロボット「村田製作所チアリーディング部」誕生

村田製作所は、ボールに乗ってバランスをとりながらフォーメーションダンスをする最新ロボット「村田製作所チアリーディング部」を発表しました。

ロボットの機能と構造は、村田製作所が保有するコア技術を用いて実現したもので、1991年に初代、2005年に2代目が開発された自転車型ロボット「ムラタセイサク君」、2008年に開発された一輪車型ロボット「ムラタセイコちゃん」に次ぐ4代目のロボットです。

今回は、これまでの姿勢制御技術に加え、10体のロボットがそれぞれ協調して正確な位置を把握しながら移動するフォーメーションダンスを行うのが特長です。

"技術的な特長は3つあります。まず1つめがスタビリティ、安定性を確保する為の倒立振子制御技術です。これは「ムラタセイサク君」、「ムラタセイコちゃん」で培ってきた技術をさらに高度化したものを搭載しています。"

ロボットの体には前後方向(pitch)、左右方向(role)、回転方向(yaw)の3軸を検出するためのジャイロセンサが3つ搭載されており、 360度全方位での姿勢制御を可能にしています。このジャイロセンサは、カメラの手振れ防止やカーナビ、自動車の横滑り防止装置などに使われているもので す。

"2つめの特長はシンクロナイズです。複数のロボットが協調して動く様に群制御の機能を入れています。ぶつからずに綺 麗なフォーメーションを描くためにどのような位置に配置すべきかをホストコンピュータで計算し、各ロボットに指令を与えることで見事で華麗なフォーメー ションを実現しています。"

"3つめは、センシング&コミュニケーションの技術を用いた超音波位置計測です。各ロボットの頭の中には超音 波マイクと赤外線センサが入っています。特定の2つの発信器を用いて超音波と赤外線を同時に発射しています。音と光の速度差によって、彼女の頭に到着した 時間差で発信器からの距離が分かるようになっています。"

この超音波センサは、車のバックソナーなどに使用されているもので、4メートル四方の範囲でそれぞれの位置をリアルタイムで正確に把握できます。また、群制御技術は、京都大学松野文俊研究室との共同研究によるものです。

"群制御は、例えば交通システムにおいて、自動車のスムーズな流れを補佐するシステムとして適用することができます。 例えば渋滞のない移動ができるとか、見通しの悪い交差点の中で、衝突しないようお互いを制御することなどが可能となります。村田製作所が得意としている無 線通信技術を使って、例えば車車間同士の通信や交差点にある情報ポストとの通信などが実用化していくのではと考えています。"

この「村田製作所チアリーディング部」は10月7日〜10月11日まで、千葉県幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2014」の村田製作所ブースで実演される予定です。

 

 

 

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