LEDを使った都市型菜園システム

キーストーンテクノロジーのLED菜園システムは太陽光に代わりLEDを使う室内植物工場用栽培装置です。横浜の同社体感型ショールームで公開されているこのシステムの一番の特徴は土地を立体的に使うことです。

"こちらは5段式の栽培装置ですが、少し小振りなレタスでしたら1ヶ月に1,500株ほど収穫する事ができます。それを20フィートぐらいのコンテナの中に納めると300坪に匹敵します。ですから5坪で300坪に匹敵する量を生産できます。"

LEDには赤、青、緑の3つの異なる波長があり、このシステムでは、植物の成長段階に合わせて、光の強さの度合いをコントロールすることができます。それにより農地栽培では1回の栽培に2.5ヶ月ぐらいかかるところを、1ヶ月かからないで栽培、収穫することが可能です。

"ほとんどの場合、太陽光で育てたものよりごわごわした感じがなく、シャキシャキ感がありますが、食べた感じは柔らか いのでお年を召した方でも食べやすいような食感の野菜になります。意外に思われるかもしれませんが、栄養成分と言いますか、正しくは機能性成分と言います けど、ビタミンやポリフェノールの含有量率は太陽光で育てた場合よりも多くする事ができます。"

LED菜園システムでは植物の形により生産能力に違いがでます。葉が横に広がっているタイプはどうしてもスペースが取られるため栽培できる株数は減ってしまいます。その一方、上に伸びていくタイプの植物は間隔を詰める事ができ、多くの株を栽培することが可能になります。

"この植物工場という物自体は20年以上前からありますが、LEDを使った物は非常に歴史が浅いです。特に赤、青、緑を使った物になりますと、当社が2010年7月に植物工場専門の展示会でお披露目したのが最初です。 "

2010年から商用化されているこのシステムは、神奈川県の加工工場に48台を導入した外食大手を始め、全国各地にある様々な企業や団体の工場やオ フィス、飲食店等に導入しています。農業従事者の高齢化が進む日本において、安心安全でおいしい野菜が従来型の農業を通じてでは入手しづらくなってきてい ます。キーストーンテクノロジーは、都市に生産機能を持たせて、消費と生産が一体となったライフスタイルを提案していくことを考えています。

 

 

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