AR技術によるテンセグリティの制作支援

 

"千葉大学 平沢研究室では、テンセグリティという構造を持つオブジェを作るための支援システムをARで実装しました。"

"通常の建築物だと、硬いものと硬いものが接続されて形状を作っていくんですが、テンセグリティという構造では、硬いロッドと硬いロッドがそれぞれぶつからずにワイヤーによる張力で全体の形状を支持するという構造になっています。"

"この形状は、我々はとても魅力的なものだと感じていますが、設計するのも難しければ実際につくるのも難しいということで、支援としてARを採用しています。"

"この構造体は、ユニットと呼ばれる3本のロッドからなる組み合わせの部品でできています。今回はこの部品を正確に作るための支援としてARを使っています。"

"今こちらのロッドの端点に赤いターゲットのようなマークが付いているのが分かると思います。マークがついているの が、頂点が正しい位置にいるということになります。今こちらの位置がずれているのが分かると思いますが、それを合わせると、今度は他の所がずれてしまいま す。このようにテンセグリティのユニットは、ワイヤーの張力の微妙なバランスで成立しているので、こちらを引けばここが合う、でもこちらがまた伸びてしま うというように、全体として位置を調整するのが難しいです。それを逐一ものさしで測りながらやっていくのはとても大変なので、ARによる支援で全体像が正 しいかを確認しながら作るという方法を今回提案しています。"

"現在はオブジェやアート作品に使われることが多いのですが、今回これを建築に適用できないかということで研究を進めています。"

"例えば、仮設のブースの屋根などにこういったテンセグリティの構造が用いられると、とても魅力的だと思います。大きな夢になりますが、東京オリンピックのパビリオンやスタジアムなどにこの屋根がかかるととてもかっこいいのではと考えています。"

Source by:
千葉大学
デジタルコンテンツ EXPO 2013

 

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