プロジェクタとカメラを用いた見かけの操作技術

 

"こちらの研究では、プロジェクターとカメラを用いまして、こういった印刷物に光を当てる事で、印刷物の色味やコントラストなどを自在に操作するということを行っています。"

"今、このプロジェクターからは白い光が当たっていますが、こちらの装置にはカメラがありまして、カメラでこのシーン を撮影しています。撮影されたシーンに基づいて投影する光を制御すると、例えばこのように鮮やかにすることができます。なぜこのように鮮やかにできるかと いうと、非常に簡単な話で、青い所には青い光を、赤い所には赤い光を投影しているので、鮮やかにできているというものです。"

"画像処理を切り替えれば、鮮やかにするだけではなくて、このように色味を変える事もできます。他に白黒にしたり、明るさを均一にしたり、コントラストを上げたりすることができます。"

"この技術のポイントは、このような処理が動的に行うことができるということです。つまり、対象の印刷物を動かしても、それに追従して彩度を強調することができます。"

"光を投影すると実際の色味が変わってしまいます。なので、変わった色味をカメラで撮影することになるわけですが、そ うすると本当の色が何色なのかわからなくなり、次に何色の色を投影すればいいのか分からなくなるという問題があるんですが、この研究では、撮影されている 画像と投影している画像から物理的な反射率がいくらかというのを内部で計算しています。その推定というのがこの技術の大きなポイントとなります。"

"人間の視覚を補助するという応用が考えられます。例えば2色性色覚の方に対して、色味を調整することで、混同色の組 み合わせがあるような場合でもちゃんと区別できるようになるですとか、あるいは輪郭を強調する事で白内障の方でも、このように人の表情が分かりやすくなる とかいった補助ができると考えています。"

"もうひとつの装置は、プロジェクタとカメラを光学的に同じ位置に配置したもので、それによって平面でなはく、立体物に対して同じような処理が適用出来るようになっています。"

"画像処理ベースの質感操作アルゴリズムを搭載しておりまして、不透明物体を半透明に見せたり、あるいは光沢を強調して、金属光沢などを表示することが可能になっています。"

"我々としては、こういった技術を応用してくれる企業を現在探している状況です。"

 

Source by 和歌山大学イノベーション・ジャパン2013

 

 

 

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